正社員になればシングルマザーでも安定、安心の生活が送れると思いませんか?
私はシングルマザーになってからすぐに、社会保険なし、雇用保険なし、有給休暇なしの会社でフルタイムのパートをしていたので、とっても正社員にあこがれていました。
そんな会社でも、家から近くて勤務時間に寛容な会社だったので、子供の学校行事にフルに参加出来たりと、当時の私としてはとっても気に入っていたのですが・・・笑。
ダメですね、そんな会社なのに喜んで働いている私のような人が居るから、ブラック企業が無くならないのですよね。
反省です。
今や、だいぶ改善されてはいますが、そんなブラックな会社でも有難く働いてしまう程、身近に頼れる人が居ない仕事の無いシングルマザーは弱者なのですよね。
だからこそ、同じシンママとして力強く生き抜いて行って欲しいと思います。
今の私からすれば、あの時もっと考えて働いていたら、経済的にもっと余裕をもった生活が出来ていたのではないかな。
などと考えたので、今現在、大手企業で正社員をしている私が、正社員になりたいと思っている方の応援をしたいと思います。
それでは、シンママ家族が強く楽しくしなやかに生きて行けるお仕事を探しましょう。
シングルマザーが正社員になる方法
シングルマザーになって、自分の描く今後の生活が出来るような正社員にすぐになれるのであれば、とっても嬉しいですよね。
やはり、シングルマザーのお仕事探しで、まず1番に目指すところは安定だと思います。
色々な支援は有りますが、正直、子供が幼い頃は手厚い援助があるのですが、教育費や通信費、衣服費、交際費などがかかるようになってくる年齢になると、あまり、手当をあてには出来なくなってくるのが現状です。
高校生になればアルバイトも出来るからなどとお考えになる方も居るかと思いますが、まず、部活をやっている子には現実的に時間が無いので無理ですし、そもそも、学校でアルバイトを禁止している学校はかなり多いと思います。
今後の国の対応がどう変わるかは分かりませんが、今の状況が維持されていると想定して、今後のお仕事探しをして行きましょう。
正社員になるには2つの方法があります。
すぐに正社員になる方法と、いずれ正社員になる方法です。
現状正社員になる事が難しい方も必然的に後者になります。
正直、この方法で全員が正社員になれるのかと聞かれれば、その答えはNO!です。
就職には、タイミングやご縁や適性などもあるので、なりたければなれるというものでも無いのです。
けれど、やってみる価値は十分にあると思います。
本気で取り組めば、無理な話では全然ないし、なれる確率も上がります。
シンママ家族の明るい未来のために、しっかりと目標をもって取り組みましょう。
- 就活・就職エージェントに登録する
- ハローワークで探す
- Webで検索する
現状、自分や子供、環境に問題なく、すぐにでも正社員になりたい!という方は、まずは就職エージェントに登録することをお勧めします。
自身の希望を入力し、紹介される事を待つというかなり時間を省ける方法かと思います。
今は時短勤務での正社員を募集している企業などもあるので、自分の希望をしっかりと伝えておきましょう。
とはいえ、なかなか紹介先が見つからなかったり、自分の希望条件とはかけ離れた場合もあるので、複数の会社へ登録することも良いと思います。
何より、就活のプロに相談出来る為、心強いし、最近の就職の動向などを教えてくれたり、なかなか就職先が見つからない場合は、セミナーを行っている会社や研修をしてくれる会社などもあります。
自分に足りない部分を客観的に教えてくれる事も大きなメリットと言えます。
就職内定した場合の書類の書き方などもしっかりとサポートして頂けたりと、安心して就職することが出来ると思います。
ただし、信頼のおけるエージェントにお願いすることが大切です。
看護師の免許や薬剤師の免許をお持ちの方などは、医療系に強いエージェントを選びましょう。
自宅から近い企業や中小企業などを探す場合などには、ハローワークもお勧めです。
- 派遣会社へ登録
- 資格を取得する
- トライアル雇用に応募する(条件あり)
正社員になりたいのに、派遣会社に登録するのはなぜ?
今すぐには正社員になるのは無理だけど、いずれ正社員になれる可能性の高い働き方があるんですよ。
正社員になるために派遣会社へ登録する
- 紹介予定派遣先を探してもらう
- 派遣社員で働きながら、派遣先で正社員登用してもらう。
- 派遣社員として働き、派遣元で正社員(無期雇用派遣)になる。
いずれもかなりハードルは高いのですが、同じ派遣社員として働くのであれば、正社員になる確率は各段に上がると思います。
※こちらに関しては別記事で深堀りする予定ですのでお待ち下さい。
資格を取って正社員になる
世の中にはたくさんの資格がありますが、看護師・介護福祉士・大型重機免許・登録販売者・宅地建物取引士・通関士など、正社員に登用されやすい資格を働きながら取得して正社員にトライすることも良いと思います。
手に職というイメージですね。
トライアル雇用に応募する
ハローワークで応募出来ますが、多少条件があるので、詳しくは厚生労働省HPでご確認下さい。
シングルマザーが正社員になるメリット・デメリット
まずは、シングルマザーという観点から見てではなく、一般的な正社員のメリット・デメリットを見てみましょう。
今や働き方改革などと言われて、多種多様な働き方があるので、上記の表が必ずしも当てはまるとは言えない時代なのですが、大まかな部分では、そんなに大きく変わってはいないと思います。
シングルマザーが正社員になった場合のデメリット
上記の表を確認して頂くと、メリットには何の問題も無いので、デメットについてお話しします。
漠然と、正社員になったら、良いことばかりがあるように想像してしまいますが、残念ながら、デメリットも確実に存在します。
ここをしっかりと考えてから、行動する事が、失敗しない方法だと思います。
正社員になったら、良いことばかりかと思っていたのに。
意外とデメリットがあるんですね。
確かに私もそう思って正社員にあこがれていた時もありました。
実際に考えてみると、子供の年齢や、今置かれている状況によっては正社員は難しいかな?って思える事もあるかも。
たとえ今が正社員になる時では無くても、また今、正社員へのチャンスが無かったとしても、将来、正社員になるための準備をしておく事も大切です。
正社員になると責任が重くなる
今まで、パートや派遣などでお仕事をされてきた方も多いと思います。
もちろん、その時、その時、しっかりとお仕事をされてきたかとは思うのですが、正社員になると各段に仕事への責任が重くなります。
同じ職場に派遣社員やパートやアルバイトの方が居れば、そのフォローをしたり、任される仕事の量も、かなり変わって来ます。
時給分をしっかり働けば良かった状況から、会社やそこに関わる企業、お客様、しいてはそこに働く社員全体やその家族までもを大きく考えて働かなければならないという事になるからです。
体力的にも、精神的にもかなり負担が増えると思って下さい。
勤務中に関しては問題なくしっかりとお仕事は出来るとは思いますが、自宅に帰ってからの子供との時間や、自分自身の時間の事を想像してみて下さい。
本来、シンママ家族として、楽しく生活して行く事が目的のはずです。
会社の事で頭がいっぱいになってしまったりするようでは、本末転倒ですよね。
また、ある程度大丈夫と予測してめでたく正社員へなれたとしても、やはり今までの生活とは違ってくるので、少しは子供への負担は避けられないかと思います。
話し合い出来る年齢のお子さまでしたら、しっかりと相談してどうするか決めて行きましょう。
残業や休日出勤をお願いされる場合がある
福利厚生が手厚い企業へのお勤めなら、ある程度の年齢の子供を持つ親の場合、勤務時間短縮や残業無しなど、色々な働き方があります。
まだ、子供が小さい方や、預け先がないシングルマザーは、その様な事をふまえて就活して行きましょう。
ある程度、子供の年齢が上がってくると、それが通らない企業もあります。
そうなると、フルで働く正社員と全く同じ条件での仕事となります。
ここまでくると、ひとり親だからとか母子手当の条件がとか、配慮してもらえるような事は、ほぼ無いと思います。
シングルマザーと言うより、ワーキングマザーですね。
普通に残業をお願いされたり、休日出勤をお願いされたりする事もあります。
また、お願いされるまでもなく、自分の仕事上、残業する事はあると思います。
子供としっかり話しあって、自分が最大どこまで仕事の時間に費やせるのかを見極めましょう。
- 何曜日に働けるのか
- 最大何時から何時までの間で働けるのか
- 絶対に休まなければならない曜日があるのか
転勤になる可能性がある
就活の際、転勤があるのかどうかの確認はしっかりしましょう。
企業にもよるかと思いますが、転勤の辞令がおりて、断る事は難しいと思います。
また、部署移動や転籍など、ごく普通にある事です。
シングルマザーだから等と配慮など無いと思って良いと思います。
私は幸い、転勤はありませんが、部署移動は数回経験しています。
派遣社員の場合は、契約上決まった部署以外や派遣場所での就業は規制されているので、気にしなくても良い事でしたが、正社員になると部署移動、転勤は当たり前にあります。
入社前に確認しましょう。
副業禁止の企業がある
正社員になるのだから、副業禁止でも、全然問題ないのでは?
そう思うよね。私もそう思っていたんだけど・・・。
実際、貰えるお給料が充分なら何の問題も無いけど、生活ギリギリとか、ちょっと足りないとかならどうする?
そうか!どうしよう。
副業が出来ないという事は、結構大きな問題なんです。
副業が出来ない企業に就業する場合には、自分達の生活費をよく考えて、それ以上のお給料が貰えるところに就職しなければ、生活出来なくなってしまうのです。
今や、国では副業をお勧めしている状況ですが、まだまだ企業の方では追いついていない状況です。
もし、自分の生活費に見合わない給料の企業に就職する場合は、副業が出来るかどうかの確認をした方が良いです。
まとめ
- 正社員になれば福利厚生も充実してお給料も安定する。
- 責任が重くなるし、残業や転勤があるかもしれない。
- 子供との時間をどうするか。
考えるとキリがないですよね。
もし迷っていて、子供がまだ小さいのなら、高学年くらいになって、ひとりでお留守番が出来るようになる位のタイミングで正社員になれるように、準備しておく事も良いと思います。
それまでに資格を取ってみるとか、派遣社員で働いてキャリアを積んで、無期雇用の正社員になるのも良いと思います。
私が派遣社員で働いていた時には、時間の融通が利くし、責任もそんなに重くないし、まあこのままでもいいかな。
などと思っていたのですが、派遣先から正社員へのオファーを受けたタイミングで改めてメリット・デメリットをしっかり考えて正社員になりました。
実際正社員になって、お給料はそこまで大きく変わらず、賞与と残業の部分のみが加算された程度で生活が大きく変わったわけでも無く、むしろ責任が重くなって残業時間が増えたので大変になった事の方が多いような気がします。
けれど、何と言っても福利厚生が充実している事に本当に安心感を覚えました。
家賃補助がある事や少額ですが退職金も出るのでそれも大きいですね。
どうでしょうか?改めて『正社員になる!!』と思いましたか?
今は色々な働き方がある時代なので、どんな働き方が良いのかは、働く本人にしか分かりません。
なので、後悔する事のないように、シンママ家族と話し合って、自分に合った働き方を見つけて下さい。
シングルマザーのお仕事は、母親としてのお仕事と同様に経済面を支えるお仕事を両立して行かなければなりません。
今だけではなくずっと先まで続きます。
なので、力を入れるべきお仕事の部分は力強く、後はゆるっと、力を抜いて楽しくしなやかに生きて行きましょう。